『ボーイミーツガールの極端なもの』山崎ナオコーラ イースト・プレス

『ボーイミーツガールの極端なもの』
山崎ナオコーラ 
イースト・プレス

(あらすじ)
年齢も性別も境遇も異なる男女が出会い、恋をし、時には別れを経験する。
「絶対的な恋なんてない」
不格好でも歪でもいい、人それぞれの恋愛の方法を肯定する連作小説集。
人気多肉植物店・叢Qusamuraの店主・小田康平が植物監修を務める。

(感想)
ナオコーラさんの描くさまざまな恋。
ナオコーラさんの実験を読んでいるかのような読書体験。
「恋」における「言葉」と「体」について、残るものがあった。
そしてサボテンの不思議な成長点は、多様性という言葉にふりまわされる人間を軽々と超えていく。
読むとサボテンがほしくなる。
近所におしゃれな花屋さんは無くて、ショッピングモールの観葉植物コーナーをうろつく。
サボテンはどうもふしぎなものに見えて、しばらく眺めて、買わずに帰った。

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