『だまされ屋さん』星野 智幸

 『だまされ屋さん』
星野 智幸 中央公論新社

(あらすじ)
70歳の夏川秋代は、夫を亡くして公団住宅にひとり暮らし。
ある日、「(長女の巴と)家族になろうとしている」と語る若い男が突然やって来た。
戸惑う秋代をよそに家に上がり込む謎めいた男。
彼は本当に娘の婚約者なのか、それとも新手の詐欺なのか――。

(感想)
えぐかった……
古傷に粗塩を擦りこまれるような気持ちで読んだ。
人によってはトラウマ発動かも。
巻末の参考資料から、どれだけ緻密に人物が作り込まれたかを改めて知る。
ちょっとカモミール濃いめで飲まないと眠れないかも。

(書籍詳細は画像をクリックするとご覧いただけます)


コメント