『めんどくさい本屋―100年先まで続ける道 』竹田 信弥

 『めんどくさい本屋―100年先まで続ける道 』
竹田 信弥
本の種出版

(紹介)
本屋をやるのは、誰かのため? 自分のため? 本のため? 答えは出なくても、もし100年後に本屋という場所そのものがなくなってしまっているかもしれないのなら、どんな手段を使ってでも、ぼくは自分の本屋を生き残らせる。

青臭くて遠回りで、やることばかり増やしてしまって右往左往。それでも本屋のためになることなら、どんなことにでもトライし続ける。東京・赤坂の選書専門書店『双子のライオン堂』から本と本屋の未来を築く、たいそう「めんどくさい」店主のこれまでとこれから。

(感想)
『双子のライオン堂』の店主・竹田さんが本屋さんをするというのとおなじように、読んでいるきみもあなたも好きなことを支えに生きてみるってどうですか?と語りかけてくれるような一冊。
この本に十代で出会ってもきっと面白いだろう。
というか十代のひと(中学生・高校生)にはぜひ、ぜひ読んでほしい!!
もちろん二十代でもそれ以降でも、心の中に火をぽっと灯してくれるような一冊。

好きだったのは『不良がタバコを吸うのと同じで、たぶん、「俺、ドラッカー読んでるんで、話しかけないでください」とバリアーを張る』エピソードと、『背表紙を眺めることも読書』という言葉。

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竹田 信弥  (タケダ シンヤ)  (著/文)
1986年東京都生まれ。双子のライオン堂・店主。高校2年時にネット古書店を開業し、2004年5月に双子のライオン堂へリニューアル。大学卒業後はベンチャー企業勤務などを経て、2013年4月、東京都文京区白山にリアル店舗をオープン。2015年10月に東京都港区赤坂に移転した。「ほんとの出合い」「100年残る本と本屋」を同店のコンセプトに掲げ、店舗運営のかたわら、読書推進活動などにも携わっている。2019年、雷鳥社より刊行された『街灯りとしての本屋』の構成を担当。

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