『三つ編み』
レティシア・コロンバニ(著/文)
齋藤 可津子(翻訳)
発行:早川書房
(あらすじ)
三大陸の三人の女性。
かけ離れた境遇に生きる彼女たちに共通するのは、女性が押しつけられる困難と差別に立ち向かっていること。ある者は娘の教育のため、ある者は仲間の生活のため、ある者は自身の夢のために理不尽と闘う。
絶大な共感と感動を集めた話題作。
(感想)
インド・イタリア・カナダ、少しずつ重なっていく女たちの生きている証。
自分を不可視の存在にさせまいと血を流しながら生きる人間をこんな風に絡ませ合ったか、とぐいぐい惹きつけられた。
彼女たちは来世なんて待たない。
今の人生を生きている。
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◉本書への賛辞
・小泉今日子(俳優)「だれかの物語ではなく、わたしの物語。わたしの勇気は、だれかの小さな革命につながっている。そう思いながら読んだ。勇ましい気分だ。」
・和田彩花(アイドル)「勇気をもらえました。現実の自分の生活と重なるところがたくさんあって」
・斎藤美奈子(文芸評論家)「世界中の人々を励ます物語である。ブラボー」朝日新聞2019年6月1日付
・窪 美澄(小説家)「理不尽なこととしなやかに闘っていく女たちがまぶしかった」
・小山田浩子(小説家)「泣いています。女性であり母であることの絶望と希望が迫ってきて」
・小橋めぐみ(女優)「読みながら、身体中を駆け巡った熱い、祈りに似た何かを忘れずにいたい」
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